オオムラサキの里について



1978年、府中市僧殿町の上田山で地元の少女が2匹の紫色をした美しい蝶を見つけました。この蝶は国蝶「オオムラサキ」。昔は、このあたりでもよく見かけましたが、環境破壊が進むにつれて、絶滅が心配されていることがわかりました。地元の人たちはこの美しい蝶を守ろうと、「オオムラサキを守る会」を結成し、保護にのりだしました。幼虫の餌になる榎の木を植え、鳥に食べられないようにネットを張りました。そして、毎年1000匹ちかくのオオムラサキが羽化します。





ネットは縦横が15m、高さが6mあります。中には榎やくぬぎの木が植えられています。


ネットの中には観察箱が置かれていて、ネットの外で採取したさなぎが集められ、オオムラサキの羽化するところが、観察できるようになっています。


2001年 観察ネット、休憩所、観察用ビデオカメラなどを備えた新しい施設が完成しました。






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